糖質制限ダイエットってなに?そのメリット、注意点

作成日 2024年9月16日

そもそも糖質とは

糖質とはなにかご存知ですか?糖質とは、三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)のうち炭水化物の一部です。炭水化物は、人が消化吸収できる「糖質」と消化できない「食物繊維」の二つに分けられます。

糖質は、生きていくうえで必要なエネルギー源となっている重要な栄養素です。一方、食物繊維は腸内環境を整えるなど、健康を維持するために必要な役割を持っていると言われています。

甘い糖質

砂糖や水あめなどが甘い糖質の代表的なものです。果物の甘さなども糖質によるものですから、イメージしやすいかと思います。代表的な甘い糖質は、ブドウ糖、果糖、砂糖などです。ブドウ糖や果糖を摂取すると、小腸まで届いて、そのまま体内に吸収されます。

甘くない糖質

甘くないので糖質だとイメージしにくいのですが、デンプンが甘くない糖質の代表です。デンプンは米や小麦粉、いもなどの主成分です。ですから、ご飯やパンなどはさほど甘いと感じませんが、これらの食品はたくさんの糖質を含んでいることになります。

糖質が脂肪となる仕組み

  1. 小腸でブドウ糖が吸収されると、血糖値(血液中の糖質の濃度)が上昇します。糖質の摂取量が多いほど、吸収されるブドウ糖も多くなり、血糖値も高くなります。
  2. 血糖値の上昇に応答して「インスリン」というホルモンが分泌されます。インスリンは血液中の糖質を細胞に取り込むよう命令を出すホルモンで、血糖値が高いほど多く分泌されます。
  3. このインスリンの働きによって、血液中のブドウ糖は全身の細胞に取り込まれます。(その結果、血糖値は下がります。)
  4. 取り込まれたぶどう糖は主に活動エネルギーを得るために消費されます。しかし、余ったぶどう糖は脂肪組織に取り込まれます。
  5. その後、脂肪酸に合成され貯蔵脂肪となり、エネルギーを蓄えることができます。

糖質制限すると・・・

糖質制限を実践すると、摂取量が少ないぶん血糖値の上昇が少なくなりますから、インスリンの分泌量が減ります。その結果、インスリンの働きは穏やかになりますので、脂肪がつきにくくなります。さらに、活動エネルギーとして消費されずに余って脂肪に変わる糖質が少なくなるので太りにくくなるというわけなんです。

糖質制限ダイエットのメリット

食事一食あたりの糖質量を20〜40gとし、それとは別に間食からの糖質10gを含めた一日の糖質量(=適正糖質)を70〜130gにすることが推奨されています。この方法は緩やかな糖質制限であり、一食一食での食後高血糖を予防するための食事法なので、例えば朝食の糖質摂取がゼロだったからといって、昼食の糖質量を40〜80gで考えることはしません。

あくまでも一食あたりの糖質量を20~40gにするということがポイントです。また、20~40gの糖質の範疇で1食ごとにフルーツや芋類・スイーツなどを食べることは可能です。また、ダイエットという目的ではなくても、ロカボ®食のように糖質制限することは、健康にとって良い効果が期待できます。

糖質を一度にたくさん摂取すると、血糖値は一気に跳ね上がります。血糖値が大きく上がると血管にかなりの負担がかかって傷つけたり老化を早めたりすることがわかっています。血管が傷つくと、さまざまな病気の原因となりますが、糖質制限すると血糖値上昇が緩やかになりますので、糖質制限食は血管にやさしい食事方法だとも言えます。

注意点

糖質制限では、糖質摂取を適正量に制限しておくだけだとはいうものの、もう一つ、守ってほしいことがあります。糖質のみに偏らず、肉・魚・卵等のたんぱく質やナッツ・魚類から質の良い油も一定量取り入れてましょう。糖質のみに偏りすぎると、他の栄養素が不足し生活習慣病等の健康リスクも逆に高まってしまいます。

糖質制限を実践していると、つい、食事の総量を減らすことになって摂取エネルギーが不足してしまいがちです。そうなると大変です。摂取エネルギー量が不足すると、身体は、エネルギー源となるブドウ糖を筋肉から作り出すようになるので筋肉がやせ細ってしまいます。

体重は減るのでしょうが、同時に基礎代謝量も落ちてしまうことになりますので、これではとても不健康な痩せ方です。そうならないためにも、タンパク質や油を積極的を摂るように心がけましょう。プロテインなどの高たんぱく食品には糖質がほとんど含まれませんので、どんどん取り入れたいです。

まとめ

糖質は大切な栄養素であり、エネルギー源としてもとても重要なものですが、現代の食生活では摂取量が多くなりがちです。糖質制限ダイエットは、適正な糖質量を守れば、カロリーを気にせずにタンパク質や油などを好きなだけ食べてよいだけでなく、選べる食材の種類が多いので、ストレスが少なく継続しやすいダイエット法と言えます。

ダイエット中はカロリー不足とならないように、タンパク質を多く摂るように心がけましょう。そうすることでタンパク質の摂取量が増えますから、あわせて運動を取り入れれば、筋肉量が増えて基礎代謝を上げることにもつながります。

ダイエットの教科書 編集者 T

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