作成日 2024年8月1日
ダイエット薬、どれが一番良いの?

漢方薬・・・・
サノレックス・・・
ゼニカル・・・・
オゼンピック・・・・
リベルサス・・・・
色々痩せるって言われる薬があるけれど、
「結局、どの薬がいいの?」これです。「良い」の価値基準が、効果なのか、費用なのか、安全性なのか、あるいはそのバランスなのか、その患者さんにとって良しとするところは違うと思いますが、んな方にとって役に立てばと思います。
色々な“痩せる”薬、一括比較!

抗肥満薬、といっても、世間には様々な薬が出回っています。そもそも、肥満症に保険適用のある薬剤は日本ではサノレックス(マジンドール)のみと少なく、ほとんどが他の作用を狙っており、副次的に体重減少効果があることがわかったものの方が多いです(最近、オゼンピック/リベルサスの成分であるセマグルチドも肥満症に適用を取りました!)。一般的に、よく自由診療で出されているお薬には次のようなものがありますよ。
【漢方薬】
防風通聖散、防已黄耆湯、大柴胡湯
<特徴>効果はマイルドだが安全性重視
【抗肥満薬】
サノレックス(マジンドール)
<特徴>肥満症に保険適応がある。満腹中枢を刺激し食欲を抑制。依存、精神状態の悪化や便秘に注意。三ヶ月の使用制限あり。
【抗てんかん薬】
トピナ(トピラマート)
<特徴>満腹中枢を刺激し食欲を抑制。精神状態の悪化、眠気や集中力低下に注意
【脂肪吸収抑制薬】
ゼニカル(オルリスタット)
<特徴>脂肪分解酵素を阻害し、腸からの脂肪吸収を抑制する。腹痛、油漏れに注意
【選択的SGLT2阻害薬】
スーグラ/ルセフィ/フォシーガ/カナグル(イプラグリフロジン)
<特徴>元来は糖尿病治療に用いられる薬剤であり、尿からの糖排出を促進する。
【ビグアナイド系薬】
メトグルコ(メトホルミン)
<特徴>元来は糖尿病治療に用いられる薬剤であり、糖消費を助け、糖吸収を抑制する。
【GLP-1受容体作動薬】
トルリシティ(デュラグルチド)、ビクトーザ/サクセンダ(リラグルチド)、オゼンピック/リベルサス(セマグルチド)、
マンジャロ(チルゼパチド)
<特徴>元来は糖尿病治療に用いられる薬剤であり、インクレチンの分泌を介して満腹中枢を刺激、消化管運動の抑制など幅広く効果を発揮する。
体重減少効果の差は?

まず、こちらの表からご覧ください。
専門的なことは可能な限り排除して、表にまとめてみましたよ。
| 体重減少効果 | リスク | |
| 防風通聖散 | 肥満者(平均BMI30.6kg /m2)のBMIを半年で0.52減少させた。ただし異質性は大きかった。 | 胃腸症状 |
| 防已黄耆湯 | 不詳 | |
| 大柴胡湯 | 不詳 | |
| サノレックス | 1年間で7.7(±0.1)kg減。 | 肺高血圧症の発症を避けるため、三ヶ月の利用制限がある 精神状態の悪化、依存・耐性化のリスクがある |
| トピナ | 92mgを1年間投与された場合、総体重の6.8%減。 | 感覚異常、口渇、味覚障害、便秘、不安、うつ病、不眠症が用量依存的に増加 |
| ゼニカル | 1日量120mgで、12ヶ月で総体重の2.9%の体重減。 1年後が体重減少のピークだった。 | 91%が胃腸の問題をかかえており、結腸に過剰な脂肪が残るため、結腸/直腸癌のリスクあり |
| スーグラ | 大凡、3ヶ月で2.5±2.95kg減。継続しても大体横ばい。 | 頻尿、便秘、口渇、膀胱炎 |
| メトグルコ | 750mg〜2250mgを約1年投与したところ、平均1.2kgの 体重減少(100kgの人なら約1%)。 | 乳酸アシドーシス、胃腸症状 |
| トルリシティ | デュラグルチド0.75mgを用いた場合、約1年経過時点で 約1%程度の体重減少あり。 | 胃腸症状 |
| ビグトーザ | リラグルチド3mg投与群において、12ヶ月で5.4%の体重減。 | 下痢、便秘、消化不良が多い。FDAが承認した 抗肥満薬の中で、研究参加者の副作用による 中止率が最も高かった(13%) |
| オゼンピック | 1mgを12週投与すると、5kg体重減少した。12ヶ月後、セマグルチド1mgで約7.8%、セマグルチド2.4mgで約10%の体重減少あり。 | 胃腸症状、味覚が変化する可能性あり |
| リベルサス | 14mgを12週投与したところ、約4kgの体重減少。 約1年後も約4kg程度の体重減少を維持していた。 | オゼンピックと同様 |
| マンジャロ | 最初の4週はチルセパチド2.5mg、次の4週は5mgを使った 時点で6%程度の体重減少、15mgを用いて1年間経過した 場合は20%超の体重減少。 | 胃のむかつき、下痢、便秘、消化不良、嘔吐 |
結論いきましょう。
現状ッ!! どれか一つと言われたらッ!!
オゼンピック、リベルサスがオススメです。
効果値でいうと、トピナやサノレックスも光るものがあるのですが、過食と精神疾患は紙一重、それにサノレックスには3ヶ月以上の使用は難しいといった制限もあるから長期使用にも向きませんね。ですので、効果もトップレベルかつ耐性化もしにくく、リスクもそれほど重篤なものがない、コストパフォーマンスに優れるリベルサス、オゼンピックがお勧めというわけです。詳細はお医者様に相談してみて下さい!
ダイエットの教科書 編集者 T
コメント