作成日 2024年5月1日
ダイエットとは、食事のコントロールや運動で適正体重にすること

ダイエットは、食事のコントロールと、一人ひとりに合った適度な運動を組み合わせて適正体重にすること。見た目や体重が気になってやせようとする場合、食べる量や食事の回数を極端に減らしたり、特定の食品だけをとり続けたりといった食事制限で少しでも早く結果を出そうとする人もいるかもしれませんね。しかし、食事を抜く、極端に食事量を減らすといった安易な食事制限をすると、体調を崩したり、かえって太りやすくなったりする可能性がありますよ。
肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積し、BMIが25以上の状態

肥満とは、どのような状態を指すのでしょうか。肥満度の判定には「体重(kg)÷身長(m)2」で求められるBMI(Body Mass Index)が用いられますよ。厚生労働省の基準では、成人の場合「脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、BMI25以上」が肥満とされております。
隠れ肥満とは、BMIは標準でも筋肉量や骨量と比べて脂肪が多い状態
鍛えていて筋肉量が多い人も、脂肪が多い人も体重は重いため、BMIだけで肥満かどうかを判断することはできません。BMIは標準でも、筋肉量や骨量と比べて脂肪が多い状態を、「隠れ肥満」を言われます。体脂肪率を正確に測るのは困難ですが、隠れ肥満を早期に見つけるためにも、市販の体重計などを活用してだいたいの数値を把握しておくといいです。
肥満は2つのタイプに分けられる
肥満は、大きく下記の2つのタイプに分けられます。それぞれの特徴やリスクについて確認しておきましょうね。
・内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)
内臓脂肪型肥満は、腹腔内の腸間膜などに脂肪が過剰に溜まるタイプです。ウエスト周りが大きくなる見た目から、リンゴ型肥満とも呼ばれます。内臓脂肪型肥満は健康上のリスクが高いため、注意が必要ですよ。
・皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)
皮下脂肪型肥満は、皮下組織に脂肪が過剰に溜まるタイプです。お尻や太ももなど、下半身の肉付きが良い見た目から、洋ナシ型肥満とも呼ばれます。女性に比較的多いのが特徴。
肥満の原因とは?

肥満の原因を理解するためには、食事から体内に取り込まれる「摂取エネルギー」と、運動や日常の活動で使われる「消費エネルギー」を知らなければなりませんよ。適正体重を維持するには、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスをとる必要です。摂取したカロリーを消費せず食べてばかりいれば体重は増え、摂取するエネルギー以上に体を動かしていれば体重は落ちていきます。これが、太る・やせるの基本的なメカニズムとなります。このバランスが崩れると、肥満になる可能性が高まります。肥満になる原因は、大きく下記の4つに分けられています。
食べすぎ
食事をとりすぎて、消費カロリーより摂取カロリーが上回ると、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが崩れます。消費しきれずに溜め込まれたエネルギーは脂肪に変わり、体内に蓄積されていきます。
食べ方
ドカ食い、まとめ食い、早食いといった食べ方は、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを崩し、肥満を誘発する大きな原因。 1日の食事回数が少なくなると、脂肪を作る働きが高まり、肝臓で中性脂肪やコレステロール合成が活発に行われます。1日を通して摂取エネルギー量を同じにしても、食事回数が少ないほど体脂肪は多く蓄積され、血清コレステロールや中性脂肪は高くなりますよ。
遺伝
父親、または母親から受け継いだ遺伝子の性質によって、肥満になりやすい体質の人もおります。実際、両親が肥満傾向の家系では、子供も肥満ぎみであることが多いため、従来は「肥満は遺伝によるもの」という考え方が主流。 しかし、近年、家系的な肥満は生活習慣の影響も大きいとされています。肥満の人が多い家系では、「脂っこい物ばかり食べている」「運動をほとんどしない」といった親の食習慣、運動習慣が受け継がれている可能性が高いです。
運動不足
運動不足が続くと、摂取エネルギーを消費しきれないため、肥満の原因になります。また、運動不足で筋肉が減るとエネルギーの消費量が減るため、さらに太りやすくなってしまいますよ。
健康的にダイエットするために、自分の現状を知ろう
健康的なダイエットとは、その人にとっての適正体重に近づけ、維持するということ。健康診断で肥満を指摘された、BMIの数値が「肥満」を示す25以上であるといった場合は、適切なダイエットで適正体重を目指す必要がありますが、すでに適正な数値である場合は無理に体重を落とす不必要です。「やせ」の状態は転倒や骨量不足による骨折のリスクを高めるばかりか、肥満の人と同じくらい糖尿病になりやすいことがわかっているため、やせすぎにも注意が必要です。
ダイエットの教科書 編集者 T
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